使い方ガイド · HANDBOOK

VPNBQ 完全使い方ガイド

サービスの位置づけ、プラン選び、登録・注文、サブスクリプションの取得から、5つのプラットフォームへのクライアント導入、接続確認、日常のメンテナンス、応用的な使い方まで、段階を追って順に進めます。このページを読み終えれば、他のページに頼らず一連の流れを完了できます。

110+ カ国 / 160+ 回線 台数無制限 同時接続 14日間 理由を問わず返金 ログなし メールアドレス不要
プラン選択 登録・注文 サブスクリプション取得 クライアント導入 接続確認 メンテナンスと更新 応用設定
クイックスタート

とにかく早くつなぎたい場合は、まず クイックスタートガイド をご覧ください。必要な手順だけに絞った流れなので、そのとおりに進めれば登録、サブスクリプションの取得、初回接続まで完了できます。

網羅的なリファレンス

このページは網羅的なリファレンスです。9つの章で設定項目の説明、プラットフォームごとの違い、例外的なケース、トラブルシューティングの分岐までを扱います。順番に読んでも、目次から必要な章へ飛んでもかまいません。

最終更新 · 2026年9月対応プラットフォーム · Windows / macOS / iOS / Android / Linux

読み方:第1章から第9章は「まず何を買うか、次にどう使うか」の順に並んでいます。初めて使う方は第6章までを順に読むことをおすすめします。しばらく使っている方は、第7章以降のメンテナンスと応用の部分へ直接進んでかまいません。

サービスの位置づけと機能の範囲

VPNBQ はサブスクリプション制のクロスボーダー・ネットワーク高速化サービスです。プランまたはトラフィックパックを購入すると、アカウント内にサブスクリプションURLが発行されます。このURLを普段使っているプラットフォームのクライアントに読み込ませると、端末の出口回線が海外の地域に切り替わります。この章では、サービスの対応範囲、自前構築との違い、そして約束しない部分を先に整理します。操作の説明は以降の章で扱います。

1.1 本サービスが提供するもの

対応範囲について、VPNBQ は 110+ カ国 / 160+ 回線の出口を用意しています。回線は接続方式によって専用線、中継、直接接続の3種類に分かれ、同じ地域でも通常は複数の回線から選べます。プラットフォームについては、Windows / macOS / iOS / Android / Linux の5つすべてに対応クライアントがあり、同じサブスクリプションをこれらの端末で同時接続しても台数は無制限です。スマートフォン、ノートPC、タブレットを同時につないでおけます。

アカウントについて、登録にメールアドレスは不要です。ユーザー名とパスワードだけで登録が完了し、確認メールを待つ必要はありません。支払いは Alipay、WeChat、USDT の3種類に対応しています。プライバシーについて、本サービスの方針はログを記録しないことです。購入後に合わないと感じた場合は、14日以内なら理由を問わず返金します。

1.2 サブスクリプション制と自前構築の違い

自前構築では、海外のサーバーを自分で購入し、プロトコルを導入し、IP が使える状態を維持する必要があります。IP が対象サービスに検知されれば、サーバーを替え、IP を替え、再び構築し直すことになります。メンテナンスの負担は時間とともに積み上がり、問題が起きたときに相談できる相手もいません。

サブスクリプション制では、このメンテナンス作業をサービス側が引き受けます。利用者の手元にあるのは1本のサブスクリプションURLだけで、地域の変更はクライアントの選択肢を切り替えるのと同じです。設定をやり直す必要はありません。その代わり、出口 IP はサービス側が一括で管理するため、特定のホストを指定したり、データセンターの場所を自分で決めたりはできません。この自由度を求める方は、あらかじめ把握しておいてください。

2つの方法は対立するものではありません。普段はサブスクリプションサービスを使い、特殊な場面だけ自前構築を併用する、という組み合わせを採る利用者も少なくありません。本ガイドは前者のみを扱い、自前構築は対象外です。

1.3 機能の範囲と現実的な期待値

本サービスが解決するのはネットワーク経路の問題であり、対象プラットフォーム側のアカウントや著作権の問題を解決するものではありません。ストリーミングで視聴できる作品はプラットフォームの地域別配信方針によって決まり、出口地域が一致していても特定の作品が必ず視聴できるとは限りません。アカウントの審査状態、契約状態、端末の地域設定も最終的な結果に影響します。

AI ツールやクロスボーダー系のサービスも同じです。回線に安定して接続できても、アカウントにログインできるか、長期間ログイン状態を保てるかは、プラットフォームが出口地域をどう判断するかにかかっており、これはどのサービス事業者も保証できません。

また本サービスは、特定の端末で特定のソフトウェアが必ず使えることも約束しません。ネットワークの挙動、プロトコルの特徴、対象プラットフォームの更新ペースは常に変化しており、「常に使える」を条項として書き込める事業者はありません。できるのは回線を良好に保つことと、障害対応を素早く行うことです。残りの部分は、問題が起きたときに第9章の手順に沿って利用者自身で確認していただく必要があります。

1.4 用語の取り決め

サブスクリプションURLとは、アカウント内で発行されるリンクのことです。クライアントはこれを使って回線リストを取得します。サブスクリプションの読み込みとは、このリンクをクライアントに入力して有効にする作業を指します。出口とは、現在の端末が外部に対して示す地域のことです。回線タイプとは、専用線・中継・直接接続という3つの接続方式を指します。通信量とは、回線を経由して転送されたデータ量のことで、開通日を基準に毎月リセットされます。

紛らわしい点をもう1つ挙げておきます。プランの通信量枠とトラフィックパックの通信量枠は、まったく別々の枠です。月額サブスクリプションの枠は毎月リセットされ、使い切らなかった分は繰り越されません。トラフィックパックの枠は使い切るまで有効で、期限はありません。両者が互いに相殺されることはありません。第2章では両方の価格を並べて比較します。

1.5 このページと他のページの関係

このページは体系的なガイドです。クイックスタートガイドは手順を絞った最短ルート、プランと料金は価格の全体像と比較表、回線リストは地域ごとの利用可能な回線とストリーミング対応状況、サポートセンターはカテゴリ別のよくある質問をまとめています。このページで触れていない細かい点は、この順番で該当ページを確認してください。

「なぜそう選ぶのか」を先に理解したい場合は、いくつかの記事を併せて読むのがおすすめです。初心者がよく聞く10の質問は入門段階の疑問を幅広くカバーし、ログなし宣言の確認チェックリストはプライバシー条項のどこを見るべきかを整理し、AI ツールを安定して使うための回線条件は第3章で触れた回線選択の考え方を実測の視点で掘り下げています。

プラン選択と課金の考え方

プランを選ぶ前に、自分が「毎月安定して使う」タイプか「たまに使う」タイプかを見極めましょう。VPNBQ は前者を月額サブスクリプション、後者をトラフィックパックで受け止めます。2つの製品は課金の考え方がまったく異なるため、併用する前にどちらが自分の利用ペースに合うかをはっきりさせておく必要があります。

2.1 月額サブスクリプションの3プラン

月額サブスクリプションは月単位の課金で、通信量は開通日を基準に毎月リセットされます。3つのプランの違いは毎月の通信量枠だけです。

月額サブスクリプション3プランの比較(価格と通信量枠はプランページの表示が最新です)
プラン価格毎月の通信量向いている利用强度
エントリープラン¥9.9 / 月60GBスマートフォン中心。チャット、メール、地図、少量の動画
スタンダードプラン¥18 / 月250GBスマートフォンとノートPC。日常の仕事、Web 閲覧、中程度の動画視聴
ヘビープラン¥28 / 月500GB複数端末の同時接続、長時間の高画質動画、大容量ファイルの転送

3つのプランに機能面の違いはありません。いずれも 110+ カ国 / 160+ 回線、同時接続は台数無制限、5つのプラットフォームすべてに対応し、ログも記録しません。プランを選ぶときに見る変数は1つだけ、毎月どのくらい通信量を使うかです。

2.2 トラフィックパックの3プラン

トラフィックパックは月単位の課金ではなく、使い切るまで有効で、期限はありません。出張や旅行、数週間だけ必要な方に向いており、すでに他の手段があって保険として1本確保しておきたい方にも適しています。

トラフィックパック3プランの比較
容量価格有効期限向いている場面
300GB¥158期限なし短期の出張、数週間の一時利用
1000GB¥358期限なし断続的な利用、1年のうちに散発的に消費
3000GB¥658期限なし長期の予備、または月額サブスクリプションの通信量の補填

トラフィックパックと月額サブスクリプションは同じアカウントで同時に保有できます。クライアントには2組の回線設定が同時に表示され、消費は現在使用中の設定ごとに別々にカウントされ、互いに相殺されることはありません。

2.3 どのプランを買うべきかの判断

判断は簡単です。毎日つなぎっぱなしにするかどうかで考えます。毎日使う方なら月額サブスクリプションの単価が明らかに安く、通信量も毎月リセットされるので、使い切らなかった分は翌月に戻ってきます。細かく計算する必要はありません。週に2〜3回しか使わない方なら、トラフィックパックの「使い切るまで有効・期限なし」のほうが割安で、1回買えば長くもちます。

通信量の目安としていくつかの典型的な数値を挙げておきます。テキスト中心のチャットとメールなら月に数 GB で足ります。Web 閲覧と地図ナビは1日2時間として月およそ 15〜30GB です。動画は標準画質で1時間あたり約 0.7GB、高画質で1時間あたり約 1.5〜3GB、4K では1時間あたり 7GB 以上になることもあります。1日の動画視聴時間を掛け合わせれば、どのプランに収まるかおおよそ判断できます。

2.4 途中でアップグレードした場合の計算

月額サブスクリプションは途中でのアップグレードに対応しています。アップグレード時には、残り日数分の差額が新しいプランの通信量に換算され、次の課金周期まで待つ必要はありません。換算の考え方を例で説明します。60GB プランから 250GB プランへ変更する場合、システムは現在の周期の残り日数から支払い済み部分の価値を計算し、差額を支払うと、今月の残りの通信量枠は新しいプランで再計算されます。2つのプランの枠を単純に足し合わせるわけではありません。

ダウングレードには換算がなく、現在の周期が終わってから低いプランを選ぶ必要があります。これは同じ周期内で何度も上げ下げすると枠の計算が混乱するのを避けるためです。特定の月だけ少し多く使いたい場合は、トラフィックパックを買って補うほうがプランの変更より簡単で、翌月の周期の起点にも影響しません。

2.5 支払い方法と返金

支払いは Alipay、WeChat、USDT に対応しています。3つの方法で着金の速さが少し異なり、Alipay と WeChat は通常即時、USDT はオンチェーンの確認を待つ必要があります。確認が完了するまで注文は未払いの状態で止まりますが、これは正常な動作です。

返金ポリシーは14日以内の理由を問わない返金です。初回の支払いから14日以内に、サービスが自分の用途に合わないと感じた場合は、チケットから返金を申請できます。申請時は注文番号を伝えるだけで、理由を説明する必要はありません。返金は元の支払い経路で行われ、USDT の注文は元のアドレスに戻されます。

プラン選びのヒント:迷ったらまず低いプランを買ってください。足りなくなれば途中でアップグレードし、差額を支払えば済みます。逆に高いプランから下げる場合は次の周期まで待つ必要があります。低いほうから始めて上げていくほうが、試行錯誤のコストは低くなります。

登録と注文の流れ

この章では、パネルを開いてから注文が有効になるまでの流れを順に分解して説明します。一連の流れにメールアドレスは不要で、確認メールを待つ必要もありません。登録からサブスクリプションの取得まで、通常は数分で完了します。

3.1 ユーザーパネルを開く

パネルはサイトのルートディレクトリ配下の入口から開けます。トップページ右上の「ログイン」ボタン、ファーストビューのメインボタン、ページ右下のフローティングボタンのいずれからでも入れます。パネルに入ると現在の言語パラメータが自動的に付与されます。パネルにはログイン、登録、プラン、ダウンロード、概要、チケットの6つの画面があり、未ログイン状態ではログインと登録のみアクセスできます。

初めての方は登録画面を選びます。登録フォームの項目はユーザー名、パスワード、パスワードの確認の3つだけです。ユーザー名はログインに使い、チケットで身元を示すのにも使います。自分は覚えられて他人には推測されにくい組み合わせにしてください。パスワードは12文字以上で、大文字・小文字・数字・記号を混ぜ、他のサイトと同じものを使い回さないことをおすすめします。

3.2 登録にメールアドレスは不要

VPNBQ の登録手続きにメールアドレスは不要で、ユーザー名とパスワードだけで登録が完了します。これは登録フォームを見ればすぐに分かります。フォームにメールアドレスの欄はなく、送信後に「確認メールを確認してください」というページへ飛ぶこともありません。登録が完了するとそのままログイン状態になります。

メールアドレスが不要である直接の利点は、流れが短く、登録から注文までの間に待ち時間がないことです。同時に、残される個人情報が1つ減ります。アカウント体系にメールアドレスの項目がなければ、メールアドレスがリスト型攻撃に使われたり、宣伝メールの配信リストに集められたりする可能性もありません。パスワードを忘れた場合はチケットで連絡すれば対応でき、メールでの再設定手続きは不要です。

3.3 プランを選んで注文する

ログイン後はプラン画面に進み、月額サブスクリプションとトラフィックパックが2つのグループに分けて表示されます。プランを選んで該当のボタンを押すと注文確認ページに進み、プラン名、価格、支払い方法の選択肢、注文番号が表示されます。確定する前にもう一度プランと金額を確認してください。特にトラフィックパックと月額サブスクリプションのボタンは近くに並んでいるため、グループを間違えやすいです。

確定後に支払い方法を選んで支払いを済ませます。Alipay と WeChat は QR コード決済、USDT は受取アドレスと金額が表示されます。USDT で支払う際は2点に注意してください。1つ目は金額を小数位まで正確に送ることです。多くても少なくても注文が自動で照合されない可能性があります。2つ目はオンチェーンの確認を待つことです。確認中は注文が未払いと表示されますが正常な状態なので、注文を重複させないでください。

3.4 注文のステータスと有効になるタイミング

注文には主に3つのステータスがあります。未払い、支払い済み、キャンセル済みです。未払いの状態では支払いを続けることも、自分でキャンセルすることもできます。支払いが完了するとシステムが自動的にプランをアカウントに紐付けます。この処理は通常数十秒で完了し、ページを何度も手動で更新する必要はありません。

支払い完了から数分以上経っても注文が未払いのままの場合、まず注文を重複させないでください。手順としては、まずチケットで注文番号を送り、バックエンドに支払い記録を照合してもらいます。次に、支払いチャネル側で実際に引き落としが成功しているかを確認します。注文を重複させると有効な注文が2件できてしまい、返金の処理がより面倒になります。

3.5 初回ログイン後のアカウント概要

プランが有効になると、概要画面に現在のプラン名、残り通信量、有効期限、サブスクリプションの状態が表示されます。残り通信量は開通日を基準に毎月リセットされ、リセット日は概要で確認できます。有効期限はいつ更新が必要かの判断に使います。更新のタイミングの選び方は第7章で説明します。

概要ページにはサブスクリプションURLをワンクリックでコピーする入口もあります。このURLが第4章の主役です。コピーした後は公開の場にそのまま送らないでください。サブスクリプションURLはアカウントの資格情報と同じで、入手した人はアカウントの通信量枠を使えてしまいます。

サブスクリプションの取得と管理

サブスクリプションURLは、アカウントとクライアントをつなぐ唯一の経路です。クライアントの回線リストは固定ではなく、更新のたびにこのURLから取得します。そのためサービス側が回線を追加したり地域を調整したりしても、クライアントを1回更新すれば反映され、再インストールは不要です。

4.1 サブスクリプションURLの取得場所

パネルにログインすると、概要画面とダウンロード画面の両方でサブスクリプションURLを確認できます。概要画面にはワンクリックコピーの短い入口があり、ダウンロード画面ではプラットフォーム別に分けて、そのプラットフォームで推奨される読み込み方法が示されます。どちらも同じURLなので、使いやすいほうでかまいません。

サブスクリプションURLはパラメータ付きのリンクで、https://example.com/sub?token=YOUR_TOKEN のような形をしています。ここでの YOUR_TOKEN はプレースホルダーで、実際のURLではこの部分がアカウント専用の資格情報の文字列になり、長さは明らかに長くなります。

4.2 サブスクリプションURLを安全に使う

サブスクリプションURLはアカウントの資格情報と同じで、入手した人はアカウントの通信量を使えます。使う際の基本ルールはいくつかあります。公開のグループ、掲示板、コメント欄に投稿しないこと。スクリーンショットに写して人に送らないこと。複数の端末で使いたい場合は、その端末のクライアントに直接URLを入力すればよく、複数コピーを作る必要はありません。

URL の漏えいが疑われる場合は、パネルで再発行できます。再発行すると古いURLは即座に無効になり、古いURLを読み込み済みのクライアントはすべて再読み込みが必要です。この操作はプラン自体には影響せず、通信量と有効期限は変わりません。

セキュリティ上の注意:サブスクリプションURLが漏えいすると、最悪の場合、他人に通信量を使い切られます。通信量の消費がおかしいと気づいたら、サブスクリプションURLの再発行とチケット記録の確認を同時に行ってください。

4.3 クライアントでサブスクリプションを更新する方法

クライアントはサブスクリプションを取得すると結果をローカルにキャッシュするため、サービス側が回線を追加しても自動では反映されません。「サブスクリプションを更新」または「サブスクリプションを再読み込み」を手動で1回押す必要があります。ボタンの名称はプラットフォームごとに少し異なり、第5章で各プラットフォームごとに説明します。

更新の頻度に決まりはありません。日常的に頻繁に更新する必要はなく、回線調整の通知を受け取ったとき、あるいは特定の地域につながらないと気づいたときに1回更新すれば十分です。頻繁に更新しすぎても利点はなく、かえってクライアントが設定を何度も作り直すことになります。

4.4 サブスクリプションとトラフィックパックの関係

同じアカウントで月額サブスクリプションとトラフィックパックの両方を持つ場合、サブスクリプションURLには2組の設定が同時に含まれます。クライアントに表示される回線リストは両者が統合されたもので、使用時は現在選択している設定ごとに別々にカウントされます。

トラフィックパックの枠だけを使い、月額サブスクリプションの通信量には手を付けたくない場合は、クライアントでトラフィックパックの印が付いた設定グループを選びます。逆も同じです。この切り替えはクライアント側で完結し、パネルで何かを設定する必要はありません。

4.5 端末数と同時接続

同時接続できる端末数に制限はありません。同じサブスクリプションを Windows、macOS、iOS、Android、Linux の5種類の端末に読み込めます。スマートフォン、タブレット、ノートPCを同時につないでおくこともでき、端末ごとに個別購入する必要はありません。

「台数無制限」が指すのは端末の数であり、通信量ではありません。複数の端末を同時接続すると通信量も同時に消費され、実際の消費速度は各端末が何をしているかによって変わります。複数端末で使う場合は、第2章の方法で総量を一度見積もってからプランを決めると安心です。

5つのプラットフォームへのクライアント導入

この章ではプラットフォームごとに順に説明します。どのプラットフォームも流れは4ステップです。クライアントの入手、サブスクリプションの読み込み、システム設定の許可、有効になったかの確認。プラットフォームによる違いは主に最初の2ステップに集中しており、後の2つはほぼ同じです。

5.1 クライアントの入手方法

クライアントはすべてユーザーパネルのダウンロード画面から入手します。ログイン後にプラットフォームごとの入口を選んでください。トップページにはインストーラへの直リンクはなく、第三者のサイトでインストーラを探す必要もありません。こうすることで、入手したクライアントとサーバー側の設定が揃った組み合わせになり、自分でバージョンの互換性を判断せずに済みます。

ダウンロード画面はプラットフォーム別に分かれ、それぞれのダウンロード入口と読み込み手順が示されます。iOS は App Store からインストールし、残りの4つはパネルに示された入口から入手します。ダウンロード前に端末の OS バージョンが要件を満たしているか確認してください。古すぎる OS ではインストールできないことがあります。

5.2 Windows クライアント

Windows での流れは次のとおりです。パネルからインストーラをダウンロードし、ダブルクリックして実行し、案内に従ってインストールを完了します。初回起動後に設定画面へ進み、「サブスクリプション」または「設定」の入口を見つけ、第4章でコピーしたURLを貼り付けて、読み込みまたは更新をクリックします。読み込みに成功すると回線リストが表示されるので、1本選んで接続をクリックします。

Windows クライアントで初めて接続すると、システムがファイアウォールの確認を表示します。許可を選ばないと接続がシステムに遮断されます。TUN モードを備えたクライアントをインストールした場合は、管理者として1回実行し、仮想ネットワークアダプタのドライバーをインストールさせる必要があります。ドライバーのインストール後は、ドライバーが読み込まれず接続に失敗するのを避けるため、システムを1回再起動することをおすすめします。

Windows でよくある問題は2つです。回線リストが空になる場合は、サブスクリプションURLの貼り付けに余分な空白が入ったか文字が欠けたケースが多く、もう一度コピーし直せば解決します。接続は成功したのに Web ページが開けない場合は、システムプロキシが切り替わっていないことが多く、クライアントのシステムプロキシのスイッチがオンになっているか確認してください。

5.3 macOS クライアント

macOS での流れは Windows とほぼ同じで、違いはインストールの段階です。macOS では初回起動時に「開発元を検証できません」と表示されるため、システム設定のプライバシーとセキュリティで1回許可する必要があります。接続時にはネットワーク設定の追加を承認するために Mac のパスワードを求められます。これは端末のログインパスワードであり、アカウントのパスワードではありません。

Apple チップと Intel チップのインストーラは通常別々になっています。ダウンロード時は自分の機種に合ったほうを選んでください。間違えてインストールすると、クライアントは開けても接続できなかったり、アーキテクチャが非対応という表示が出たりします。

macOS でもう1つ見落としやすい点があります。システム内に複数のネットワーク設定項目が存在することがあり、クライアントをアンインストールしても古い設定項目が残ることがあります。再インストール後に同名の設定が2つ現れた場合は、システム設定で古いほうを削除してから接続してください。

5.4 iOS クライアント

iOS の流れは他のプラットフォームと最も大きく異なり、システムの許可という手順が1つ増えます。App Store からクライアントをインストールした後、サブスクリプションURLを読み込みます。初回接続時にシステムが「VPN 構成を追加」と表示するので、許可をタップして Face ID または指紋で認証し、システム設定の VPN の項目で構成が追加されていることを確認します。

iOS でサブスクリプションを読み込んだ後に回線リストが空の場合、まずネットワークが正常か確認し、それからURLをもう一度貼り付けてください。iOS はクリップボードの権限が厳しく、他のアプリからコピーすると見えない文字が混ざることがあります。コピーし直せばたいてい解決します。

iOS でもう1点、事前に知っておきたいことがあります。システムは同時に1つの VPN 構成しか有効にできません。端末に同種のアプリを複数入れている場合は、本サービスに接続する前に他を切断してください。そうしないと、つながった直後に押し出されることがあります。

5.5 Android クライアント

Android での流れは次のとおりです。パネルに示された入口からクライアントのインストーラを入手してインストールします。初回インストール時は、システム設定でその提供元からのアプリのインストールを許可する必要があります。クライアントを開いてサブスクリプションURLを読み込みます。接続をタップするとシステムが「接続リクエスト」を表示するので、「このアプリを信頼する」にチェックを入れて確定します。

Android はメーカーごとのシステムがバックグラウンド管理を厳しく行うため、しばらく接続していると自動的に切断されることがあります。これは多くの場合、システムがクライアントのプロセスを終了させたためです。解決策は、システムのバッテリー設定でクライアントを制限なしのリストに追加し、マルチタスク画面でそのアプリをロックすることです。

端末に同種のアプリを同時にインストールしていると、2つがシステムの VPN チャネルを奪い合い、接続直後に切断されることがあります。同時に1つだけを動作させてください。

5.6 Linux クライアント

Linux ではコマンドラインクライアントが中心です。典型的な流れは、アーキテクチャに合ったバイナリをダウンロードし、実行権限を付与し、サブスクリプションを読み込んでから起動する、というものです。以下の例のURLはプレースホルダーです。パネルでコピーした実際のサブスクリプションURLに置き換えてください。

# 実行権限を付与(ファイル名は実際にダウンロードしたものに合わせる)
chmod +x ./client-linux-amd64

# サブスクリプションを読み込む(例のURLはプレースホルダーなので必ず置き換える)
./client-linux-amd64 subscribe add --url "https://example.com/sub?token=YOUR_TOKEN"

# 読み込み済みの設定を確認
./client-linux-amd64 subscribe list

# 起動して接続
./client-linux-amd64 start

コマンドラインクライアントをバックグラウンドで動かす場合、システムプロキシまたはルーティングルールが有効になっているかを確認する必要があります。デスクトップ環境と純粋なコマンドライン環境では設定方法が異なります。デスクトップ環境は通常システムプロキシを自動で設定しますが、コマンドライン環境では環境変数を手動で設定するか、クライアントで TUN モードを有効にして全体の通信を引き受ける必要があります。

Linux でもう1点あります。仮想ネットワークアダプタを作成できるのは root 権限で実行した場合だけで、一般ユーザーで実行するとシステムプロキシモードしか使えません。接続後に一部のアプリだけが回線を通る場合は、権限不足で TUN モードが実際には有効になっていない可能性をまず確認してください。

5.7 5プラットフォームの違い早見表

5プラットフォームの導入手順の違い
プラットフォーム入手方法追加の許可つまずきやすい点
Windowsパネルからインストーラをダウンロードファイアウォールの許可、管理者権限システムプロキシのスイッチが切り替わらない
macOSパネルからインストーラをダウンロード開発元の検証、端末のパスワードチップのアーキテクチャ不一致、古い設定の残留
iOSApp StoreVPN 構成の追加、Face ID 認証複数の構成の競合、クリップボードの不要な文字
Androidパネルからインストーラをダウンロードインストール元の許可、アプリの信頼バックグラウンドがシステムに終了される、VPN チャネルの競合
Linuxパネルからバイナリをダウンロードroot 権限(TUN モード)システムプロキシが有効にならない、権限不足

接続・確認・回線の選び方

ここまで読み込めば、クライアントに回線リストが表示されているはずです。この章では、接続のしかた、本当につながっているかの確認方法、そして 160+ の回線を前にしたときの選ぶ順序を説明します。

6.1 初回接続でおすすめの順序

初回接続では、最も遠い地域や最も人気の地域をいきなり選ぶのはおすすめしません。おすすめの順序は次のとおりです。まず地理的に自分に近く、レイテンシの面でアジアに属する回線を選び、つながることを確認します。次に実際に必要な地域へ少しずつ切り替え、安定しているかを見ます。最後に日常的に固定する1本を決めます。

そうする理由は、初回接続では変数が少ないほど判断しやすいからです。最初から大陸をまたぐ回線を選ぶと、つながらないときにサブスクリプションの問題か、クライアントの問題か、回線の問題かを切り分けられません。まず最も近い回線で通ることを確かめ、前の2つの問題を除外しておきます。

6.2 接続が本当に有効になったかの確認方法

クライアントに「接続済み」と表示されても、通信が実際に回線を通っているとは限りません。確実な確認方法は出口アドレスを見ることです。接続の前後で現在の出口 IP とその所在地をそれぞれ調べ、所在地が選択した地域になっていれば、通信は確かに回線を通っています。

2つ目の確認方法は、地域に敏感なサービスを開き、表示される既定の内容が目的の地域版になっているかを見るものです。この方法は実際の利用場面に近いものの、プラットフォーム側の方針に左右されるため、唯一の判断材料にはできません。

3つ目の方法は、クライアント自身の通信量の統計を見るものです。接続後にいくつか Web ページを開き、数値が増えていれば通信がクライアントを通っています。ただしこの方法で分かるのはクライアントを通過したことだけで、出口地域が切り替わったことまでは証明できません。前の2つの方法と組み合わせて使うことをおすすめします。

6.3 用途別の回線の選び方

回線は接続方式によって3種類に分かれ、向いている場面がそれぞれ異なります。

回線タイプと向いている場面
タイプ特徴向いている場面
専用線回線品質が安定しており、変動が小さい長時間の接続、ビデオ通話、安定して切断されないことが求められる作業
中継中継ノードを経由して接続し、品質とカバー範囲を両立日常の Web 閲覧、ストリーミング、AI ツールの利用
直接接続出口に直接接続し、経路が最短遅延に敏感な用途、目的の地域が比較的近い場合

選ぶときは、まず目的のサービスがどの地域にあるかを見て、その地域の回線の中からタイプを選びます。同じ地域に複数の回線がある場合は、専用線または中継と表示されたものを優先してください。自分のネットワーク環境が特殊な場合、直接接続の回線のほうがかえって安定することもあるので、2本とも試してから決めるとよいでしょう。

地域別の回線の一覧は回線リストページにあり、国と都市ごとにまとめられ、各回線のストリーミング対応状況も記載されています。

6.4 夜のピーク時間帯への対処

夜のピーク時間帯はクロスボーダー回線が最も混雑する時間で、同じ回線でも夜は昼より遅くなります。この現象は回線の品質にも、自分のネットワーク環境にも関係しており、サービス側だけで決まるものではありません。

夜のピーク時間帯に遅くなったときは、次の順で対処します。まず同じ地域内で別の回線に替えて試すと、たいてい改善します。次に隣接する地域の回線への変更を検討します。どちらも芳しくない場合は、回線タイプを直接接続から専用線または中継に替えます。複数の地域を頻繁に行き来しても効果は薄く、かえってクライアントが接続を何度も作り直すことになります。

6.5 接続モードの違い

クライアントは通常2つの接続モードを提供します。システムプロキシモードはシステムプロキシに対応したプログラムだけを引き受けます。ブラウザや一般的なデスクトップアプリはほとんどこの経路を使い、設定は簡単で追加のドライバーも不要です。TUN モードは仮想ネットワークアダプタを作成してすべての通信を引き受け、システムプロキシの設定を読まないプログラムも含まれます。カバー範囲はより広くなりますが、追加の権限が必要です。

選び方の目安としては、日常の Web 閲覧ならシステムプロキシモードで十分です。コマンドラインツール、ゲームクライアント、システムプロキシを読まないアプリまでカバーしたい場合は TUN モードに切り替えます。モードを切り替えた後は、切り替えが有効になったことを確かめるため、出口地域をもう一度確認することをおすすめします。

日常のメンテナンス、通信量の管理、更新

つながってしまえば、日常的にやることは実はほとんどありません。この章では、定期的に気を付けておきたい点を整理し、期限切れで突然切断されたり、通信量がいつの間にか尽きたりするのを防ぎます。

7.1 定期的に確認したい3つの数字

パネルの概要には、定期的に目を通しておきたい3つの数字があります。残り通信量、有効期限、リセット日です。残り通信量は今月トラフィックパックを追加する必要があるかの判断に、有効期限は更新を前もって手配するのに、リセット日はある日を境に通信量が急に増える理由を理解するのに使います。

確認の頻度に決まりはありませんが、月中に1回、月末に1回見ればほぼ十分です。通信量の減りが明らかに早い場合は毎週1回に増やし、同時にどこかの端末がバックグラウンドで大容量の通信を行っていないか確認してください。

7.2 通信量の消費が早いときの調べ方

通信量が思ったより早く減っていると気づいたら、次の順で調べます。まず何台の端末が同時接続しているかを見ます。複数端末を同時につないでいると消費が積み重なります。次に動画系アプリがバックグラウンドで自動再生や先読みをしていないかを見ます。その後、システム更新、クラウドストレージの同期、バックアップのタスクがバックグラウンドで動いていないか確認します。

複数端末を使う場面で最も見落としやすいのが、タブレットの自動再生とノートPCのクラウドストレージの同期です。この2つは利用者が操作しなくても動き続け、通信量を消費し続けます。自動再生をオフにし、クラウドストレージの同期を Wi-Fi 接続時のみに変更すれば、たいてい消費をはっきり減らせます。

7.3 月額サブスクリプションとトラフィックパックの組み合わせ

月額サブスクリプションの通信量は毎月リセットされ、トラフィックパックの通信量は使い切るまで有効で期限はありません。両者を組み合わせる方法は主に2つあります。1つは月額サブスクリプションを主軸にし、月末の緊急補充としてトラフィックパックを使う方法。もう1つはトラフィックパックを主軸にし、継続して使う月だけ月額サブスクリプションを契約する方法です。

1つ目は消費が安定している方に向いています。月額サブスクリプションは実際の使用量より少し低いプランを選び、不足分をトラフィックパックで補うと、最初から高いプランを買うより全体のコストを抑えられます。2つ目は利用が断続的な方に向いており、集中的に使う月だけ契約します。どちらも追加の設定は不要で、購入後すぐに使えます。

7.4 更新のタイミング

更新は有効期限の2〜3日前までに済ませ、最終日にぎりぎりまで引っ張らないことをおすすめします。クロスボーダーの支払いチャネルはときどき遅れることがあり、特に USDT はオンチェーンの確認を待つ必要があります。余裕を持たせておけば、期限当日に切断されるのを避けられます。

期限切れで一時的に切断されてしまった場合でも、更新が完了した後に再接続すれば問題ありません。アカウントのデータは失われず、プランは更新が有効になった時点から続けて計算されます。サブスクリプションを読み込み直す必要はなく、クライアントの回線リストもそのまま残っています。

7.5 端末の買い替えと移行

端末を替えるときにパネルで何か操作する必要はなく、新しい端末のクライアントにサブスクリプションURLを読み込ませるだけです。同時接続は台数無制限なので、新しい端末をつないでも古い端末が押し出されることはありません。

古い端末を使わなくなったら、クライアントで設定を削除してからアンインストールし、システムに設定が残らないようにすることをおすすめします。古い端末を譲ったり人にあげたりする場合は、設定にサブスクリプションURLが含まれているため、削除の手順は特に省けません。

7.6 クライアントと設定の更新

クライアント本体は最新の状態に保つことをおすすめします。新しいバージョンでは接続の安定性やシステム互換性の問題が修正されることが多いです。更新方法はインストールと同じで、パネルのダウンロード画面から入手し直すだけです。

サブスクリプション設定の更新は、第4章で説明したサブスクリプションの更新のことです。回線調整の通知を受け取ったとき、あるいは特定の地域につながらないと気づいたときに1回更新してください。日常的に頻繁に行う必要はありません。クライアントの更新とサブスクリプションの更新は別物で、互いに代わりにはなりません。

応用的な使い方と用途別の設定

基本の流れが通ったら、自分の用途に合わせていくつか調整できます。この章では、出口の固定、振り分けルール、複数端末の併用、プロトコルの選択という4つのよくある場面を扱います。

8.1 出口地域の固定

特定のサービスでログイン地域と利用地域の一致が求められる場合や、長期間同じ出口地域を保ちたい場合は、毎回手動で選ぶのではなく1本の回線を固定します。多くのクライアントは特定の回線を既定に設定でき、接続時に自動で選ばれるため、毎回リストから探す必要はありません。

回線を固定する代わりに、自動での最適選択は失われます。その回線が夜のピーク時間帯に調子を落とす場合は、手動で切り替える必要があります。日常の主用と予備の2本を固定しておくのがおすすめで、切り替えは1回タップするだけです。

8.2 振り分けルールの考え方

振り分けとは、一部の通信を回線経由にし、別の部分を直接接続にすることを指します。よくあるのは、海外のサービスは回線経由、国内のサービスは直接接続にする方法です。これなら高速化したい部分を確保しつつ、国内サービスの速度に影響を与えずに済みます。

振り分けルールは通常クライアント内蔵のルールセットで提供され、クライアントで手動追加もできます。設定の原則はシンプルに保つことです。まず本当に必要な数条だけを追加し、しばらく様子を見てから拡張するか決めます。ルールが多いほど、問題を切り分けるときの変数が増えます。

8.3 複数端末の併用

同時接続は台数無制限なので、複数端末の併用に追加コストはかかりません。よくある組み合わせは、スマートフォンは常時接続、ノートPCは必要なときだけ、タブレットは自宅で使うというものです。スマートフォンを常時接続にすると毎回つなぐ手間が省けますが、その分通信量を消費し続けます。自動再生とバックグラウンド更新をオフにすれば消費を抑えられます。

複数端末を使う場面で1点注意があります。端末ごとに別の地域の回線を選んでいることがあり、その場合は各端末の出口地域が一致しません。複数端末で同じ地域にしたい場合は、回線を揃えてください。

8.4 プロトコル選択の原則

クライアントでは通常、複数のプロトコルから選べます。原則としては、クライアントが既定で推奨するプロトコルを優先し、そのプロトコルが特定のネットワーク環境で妨害される場合や、特定の機能が必要な場合にだけ手動で変更します。

プロトコルを変更した後は、第6章の確認手順をもう一度行い、出口地域と接続状態がどちらも正常であることを確かめることをおすすめします。プロトコルが違えば、クライアントのシステムプロキシや TUN モードの扱いも異なることがあるため、切り替え後に設定をもう一度見直すと安心です。

8.5 他のツールとの併用

本サービスをローカルの開発ツール、仮想マシン、コンテナ環境と同時に使う場合は、通信の流れに注意が必要です。仮想マシンとコンテナは既定でホストのネットワーク設定を使います。ホストがシステムプロキシモードの場合、コンテナ内の通信は回線を通らないことがあります。コンテナの通信もカバーしたい場合は、ホストを TUN モードに切り替えてください。

ローカル開発で依存パッケージのダウンロードが遅くなった場合は、振り分けルールによってパッケージマネージャーのドメインまで回線経由になっていないか確認してください。開発関連のドメインを直接接続のルールに追加すれば、たいてい解決します。

トラブルシューティングの順序

問題を切り分ける核心は、順序を固定し、一度に1つの変数だけを変えることです。以下はよくあるものから珍しいものの順に並べています。問題が起きたら上から順に進み、各手順を確認してから次へ進んでください。

9.1 つながらない:4つの手順で確認

手順1はアカウントの状態の確認です。パネルにログインし、プランが有効期限内か、通信量を使い切っていないかを見ます。通信量を使い切った場合やプランが期限切れの場合はクライアントがつながらず、これが最もよくある原因です。

手順2はサブスクリプションが有効かの確認です。クライアントでサブスクリプションを1回更新し、失敗する場合はサブスクリプションURLが無効になっているか、漏えい後に再発行された可能性があるため、パネルでもう一度コピーしてください。

手順3は別の回線への切り替えです。同じ地域で別の回線にするか、隣接する地域に替えます。切り替え後につながれば、特定の回線の問題であり、ローカル環境をこれ以上調べる必要はありません。

手順4はローカルネットワークの確認です。現在のネットワークで国内のサイトに問題なくアクセスできるか確かめます。基礎となるネットワーク自体に問題があれば、どの回線も機能しません。公衆 Wi-Fi ではネットワーク側の制限があることもあるため、別のネットワークで試してください。

9.2 つながっているのに Web ページが開けない

この場合はプロキシの設定が追いついていないことがほとんどです。クライアントのシステムプロキシのスイッチがオンか確認してください。TUN モードの場合は、仮想ネットワークアダプタが正常に作成されたかを確認します。システムプロキシモードでは一部のアプリがシステムプロキシの設定を読まないため、個別に設定するか TUN モードに切り替える必要があります。

もう1つのよくある原因は DNS です。接続後も名前解決がローカルのままだと、IP には ping が通るのに Web ページが開けないという現象が起きます。クライアントで DNS 関連のオプションを有効にするか、システムの DNS を一時的にパブリック DNS に変更してもう一度試してください。

9.3 速度が遅い・頻繁に切断される

速度が遅い場合は、まず第6章の方法で回線を替え、それから夜のピーク時間帯かどうかを見ます。頻繁な切断はむしろローカル環境に関係することが多く、モバイルネットワークの電波の変動、システムの省電力設定によるバックグラウンドの終了、ルーターの不安定さなどが原因になり得ます。

モバイル端末で頻繁に切断される場合は、まずシステムのバッテリー最適化の設定を確認してください。デスクトップ端末では、セキュリティソフトがクライアントの通信を遮断していないかを確認します。クライアントをセキュリティソフトの信頼リストに追加すれば、たいてい解決します。

9.4 特定のサービスだけが使えない

1つのサービスだけが使えない場合は、まず他のサービスが正常か確認します。他がすべて正常なら回線自体に問題はなく、そのサービスが出口地域をどう判断しているかの問題です。同じ地域の別の回線に替えるか、隣接する地域に替えてもう一度試してください。

地域を替えても使えない場合は、そのサービスのアカウント状態や地域ポリシーの問題である可能性があり、これらはネットワーク経路で解決できる範囲外です。その場合はサポートセンターの該当カテゴリの Q&A を確認し、既知の説明がないか見てみてください。

9.5 チケットを出すべきタイミング

上の手順をすべて試しても解決しない場合、チケットを出すのが最も有効な方法です。送信時には次の項目をはっきり書いてください。注文番号またはアカウント名、使用しているプラットフォームとクライアント、問題が起きている回線名、問題の具体的な症状、すでに試した手順。情報が揃っているほど対応が早くなります。

チケットの入口はパネルのチケット画面にあります。返金の申請も同じくチケットから行い、14日以内の理由を問わない返金の期間内に出せばかまいません。注文番号を伝えるだけで、理由を説明する必要はありません。

9.6 切り分け時に避けたい3つのこと

複数の設定を同時に変えないでください。一度に1つの変数だけを変え、変えたらすぐに確認します。そうしないと、どの変更が効いたのか判断できません。

クライアントを何度も再インストールしないでください。再インストールするとローカルの設定が消え、サブスクリプションを読み込み直す必要が生じ、かえって変数が増えます。接続の問題はほとんどがクライアントのインストール自体とは関係ありません。

注文を重複させないでください。支払いステータスがおかしいときは、まずチケットで照合を依頼します。注文を重複させると有効な注文が2件できてしまい、返金の処理がより面倒になります。

まとめと関連ページ

ここまでで、プラン選びから日常のメンテナンスまでの一連の流れをすべてたどりました。主な流れを振り返ります。まず利用ペースに合わせて月額サブスクリプションかトラフィックパックかを決め、登録はユーザー名とパスワードだけで済み、注文後にパネルでサブスクリプションURLをコピーし、プラットフォームごとにクライアントへ読み込み、接続後に出口地域で有効になったことを確認し、日常では残り通信量と有効期限をときどき見るだけで済みます。

問題が起きたときは、第9章の順序で切り分け、一度に1つの変数だけを変えてください。ほとんどの問題は最初の3つの手順、つまりアカウントの状態、サブスクリプションの有効性、個々の回線の可用性で特定できます。

対応範囲110+ カ国 / 160+ 回線
端末台数無制限
返金14日以内の理由を問わない返金
支払いAlipay / WeChat / USDT

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